節安の花とび踊り

せつやすのはなとびおどり
南予の祭りと芸能
毎年2月第二日曜日に節安地区にあるお薬師様の縁日に境内で奉納されます。昭和30年代までは旧暦1月16日に行われていました。戦国時代、難産で苦しんでいる高貴な身分の落人を救うため、長宗我部氏の武士と地区の農民らが舞ったのが起源とされています。はち巻き、たすき、わらじばきで太刀(真剣)を振りかざし、お薬師様の境内前で安産や家内安全を祈願し、花とび踊りが奉納されます。踊りは12番からなり、①庭拂、②音頭太刀、③餌つけ、④二つ切、⑤打太刀、⑥養老、➆逆手鎌、⑧逆手突、⑨切り分け、⑩みつくなび、⑪片返し、⑫引け刃の演目があります。節安地区は豪雨災害や過疎により昭和48年に集落移転事業が実施され、この踊りはふるさとを離れた節安の人々が年に一度、縁日に一堂に会する機会ともなっています。
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開催期間 2月下旬
開催場所 父野川上節安地区・薬師堂
住所 愛媛県鬼北町父野川上
電話番号 0895-44-2211(日吉公民館)
アクセス 内子五十崎ICから車で1時間20分
道の駅日吉夢産地から車で30分
備考 町指定無形民俗文化財
実施団体 節安花とび踊り保存会
参考文献
『愛媛県の民俗芸能―愛媛県民俗芸能緊急調査報告書―』愛媛県教育委員会、1999年

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