歴史に思いを馳せ、しっとりと紅葉鑑賞

天守を背景に、色づく木々の景色が美しい山頂本丸広場。松山城のふもとにある二の丸史跡庭園まで足をのばしてみると、手入れの行き届いた日本庭園の素晴らしさも満喫できます。夜になるとお城は幻想的にライトアップ。「現存十二天守」の１つ松山城と「恋人の聖地」に認定されている二の丸史跡庭園で、ロマンチックな紅葉鑑賞を楽しんで。

一年を通じ参拝者が多く訪れる西山興隆寺。国指定重要文化財の本堂は、1300年以上の歴史があります。悠久の歴史に重みを感じる建造物と、艶やかに色づいた紅葉との調和が見事な景観を作り出します。

樹齢800年を超える県指定天然記念物の大イチョウが有名。江戸時代に建てられた歴史ある山門と周囲の紅葉とのコラボレーションがみどころです。曹洞宗の修行道場としても知られ、僧の修行の様子をみられることも。座禅会は一般の人でも参加できる日があるので、チェックして出かけてみましょう。

伝統的な日本の美を感じる明治時代の山荘は、国の重要文化財に登録されています。庭は肱川の自然を活かして作られた借景庭園。この美しい庭を眺めているだけで、心が洗われるような非日常の時間を過ごせそうです。

境内に植えられた約40本のカエデが鮮やかに色づく大乗寺庭園。真っ赤に染まったもみじを見ながら参道を歩いていくと、山門の奥にも鮮やかな景色が重なり、期待に胸が膨らみます。遠くから写真家が訪れることでも知られています。