清流のほとりで育まれた町並みに魅せられて
散策コースとして知られる「おはなはん通り」には風情溢れる建物が立ち並び、歴史を感じることができます。季節の伝統行事「大洲のうかい」、清流を望む天然温泉、地元ガイドと巡る「おおず歴史華回廊」など、大洲の楽しみ方は多彩です。風情を感じる「伊予の小京都」
山々に囲まれた町に、清流・肱川が流れる大洲は「伊予の小京都」と呼ばれています。江戸時代から明治時代にかけての家並み、町並みが当時のまま残っていて、趣のある懐かしい景色と出会えます。昔の町割が残る通りには武家屋敷と商家が通りを挟んで建ち並び、各所に小京都の風情をみせています。
見事な城郭を誇る「大洲城」
明治時代に解体された天守を10年の歳月をかけて復元した「大洲城」。4階4層の天守は古絵図や古写真などの資料をもとにすべて木造で復元。日本でも珍しい天守として文化財的な価値が高いと評価されています。内部は吹き抜けの構造で創建当時の様子を再現したジオラマなどを展示。大洲城の歴史について分かりやすく学べます。毎月第3土曜日には「大洲藩鉄砲隊」の演武を公開しています(観覧無料)。
「明治の家並み」から「おはなはん通り」へ
町並みの中心に位置する「おはなはん通り」は、連続テレビ小説のロケ地。古き良き日本の懐かしい風景を眺めながら、ゆったりと散策するのがおすすめです。また、川沿いの景勝地に佇む数奇屋造りの建造物「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」では、肱川を借景に眺めながら呈茶を楽しむことも。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星に選ばれています。
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少彦名温泉「臥龍の湯」
穏やかな清流を眺めながらリラックスできる天然温泉
広々とした大浴場に加えて、肱川の清流が一望できる露天風呂が備わった少彦名温泉「臥龍の湯」。人気観光スポットのひとつ「臥龍山荘」の近くにあり、町歩きに疲れた体を癒してくれる温泉施設です。無料で利用できる足湯もあります。
地元の案内人と巡る!「おおず歴史華回廊」
地元を知り尽くした案内人と一緒に大洲の町を巡る「おおず歴史華回廊」。「臥龍院」の縁側から肱川の景色を眺めたり、路地裏や地元商店街の人たちと交流しながら散策したり、老舗菓子店に立ち寄りお殿様に愛された和菓子が味わうツアーをご用意。大洲の自然、暮らす人々、食文化などに触れて、好奇心を満たしてくれるまち歩きツアーです。
日本三大鵜飼いひとつ「大洲のうかい」
岐阜の長良川、日田の三隈川、そして大洲の肱川が「日本三大鵜飼い」として知られています。「大洲のうかい」は鵜匠船と客船の屋形船が併走しながら川を下るという国内唯一の「合わせ鵜飼い」といわれる手法が特徴。目の前で鵜がアユを捕る姿を見ることができ、迫力と臨場感にあふれています。篝火を焚いた幻想的な雰囲気の中で行う夜のプランのほかにも、昼間に鵜飼いを鑑賞できるプランが用意されています。(※鵜飼いを開催する期間は限られているため事前にご確認ください。)
観光人力車で「伊予の小京都」をめぐる
大洲の中心部に位置する「大洲まちの駅 あさもや」が運営している観光人力車。案内人が町の歴史や文化について解説しながら大洲の見どころをめぐります。「おはなはん通り」などを気軽にめぐるコース(約30分)、人気の「臥龍山荘」を訪れるコース(約60分)など多彩なコースをご用意しています(※土、日曜日・祝日のみ運行。平日ご希望の方は要相談)。
「伊予灘ものがたり」でプチ贅沢な列車の旅
松山駅~伊予大洲駅まで、毎土曜、日曜、祝日に(1日2便)運行している観光列車「伊予灘ものがたり」。地元産の食材にこだわった食事と、車窓から見える美しい風景が、少しだけ贅沢な旅を演出してくれます。スタッフによるお見送りや旅の記念撮影などのおもてなしも充実。そして、鉄道写真の撮影名所として有名な「下灘(しもなだ)駅」では途中停車。目の前に海が広がる駅での記念撮影は旅のいい思い出になるはずです。(※「伊予灘ものがたり」に乗車する場合は事前予約が必要です。)
松山市から大洲市へのアクセス方法と所要時間
<鉄道利用の場合>JR松山駅から予讃線特急列車にてJR伊予大洲駅まで約35分。
<車の場合>松山ICから松山自動車道で大洲ICまで約40分。
<車の場合>松山ICから松山自動車道で大洲ICまで約40分。