国指定登録有形文化財で今も造り続けられている八幡浜の酒
「伊予の大阪」と呼ばれ海運業や商業が盛んだった八幡浜において、大正5年より創業している歴史と文化ある老舗の造り酒屋。昭和初期に建てられた事務所や精米所など5箇所が国の登録有形文化財に指定されている。昭和8年に完成した暖簾のかかる事務所は、外観からは一見西洋建築のように見えるが、内部は寄棟屋根の日本瓦葺き建築になっており趣ある雰囲気を醸し出している。昔ながらのしぼり機や貯蔵庫が今も大切に使われ、受け継がれている。