熊野神社

くまのじんじゃ

境内の拝殿周辺には、神木となっている推定樹齢約400年の大イチョウを始め大木が立ち並び、厳かな雰囲気と歴史ある風格が漂っている。
昭和20年頃まで、初秋の涼風が吹き始める黄昏時になると、付近で「応神さんの火」という、不思議な火が見えたという伝説が残されている。
拝殿正面の長押（なげし）の両端には、かわいらしい象鼻が彫られている。
日本サッカー協会のシンボルマークにも用いられている3本脚のヤタガラスが祀られている。

伝説に彩られた歴史ある佇まいの社

旧新宮村役場の隣に建つ約1200年の歴史ある古社。807年に和歌山の新宮から熊野神社を勧請したことにより、この地一帯が「新宮」という地名になったとされている。四国の神社の中でも、最も格式の高い神社の一つとされるとともに、数々の伝説も残されており、それにちなんだ地名が今も新宮には数多く存在しているなど、多くの謎を秘めた神秘的な場所となっている。