妖怪「鵺」が棲んでいたと言われる自然が生んだため池
周囲575m、面積1万470平方mの湧水によって形成された池。水は農業用水などに使われ、池のほとりは雑木林で形成されており、四季によって様々な表情を見せる。しかし、この穏やかな赤蔵ヶ池には顔はサル、体はタヌキ、手足はトラ、尻尾はヘビという恐ろしい妖怪「鵺(ぬえ)」が棲んでいたと言われており、毎晩雲に乗って京都へ行き、夜な夜な天皇を悩ませていたため、当時妖怪退治で名を轟かせていた源頼政が、矢竹で作った矢で鵺を退治したという伝説が残っている。この地域の住民に聞けば、今でも夜中に「ヒョーヒョー」と鵺の鳴き声が聞こえると言う。
- エリア
- 松山市近郊(下灘駅、砥部焼など)