昭和初期の光景がよみがえる別子銅山の夢のあと
別子銅山で働く人々の為に作られたグラウンドが残る健康運動公園。昭和2年に銅山従業員の福利厚生を目的に造られたグラウンドには、6万人の観客を収容できる石積みの観客席が設けられていた。その観客席は現在に残っており、毎年10月に行われる秋祭りにはグラウンドに集結する太鼓台を見るため、観客が石積みの観客席に座り、昭和2年頃を思い出させるような光景が生み出される。園内には、遊具広場や芝生広場、テニスコートなどが設けられているほか、春には桜が咲き誇り、花見の名所の一つにもなっている。