松山市の「郷土料理」そして「秋の風物詩」と言えば「出合のいも炊き」


2023.10.19

はじめ

「いもたき」の発祥は愛媛県大洲市とされています。江戸時代に始まった歴史ある郷土料理で「お籠り(おこもり)」と言う伝統行事でふるまう鍋に、各自が地元名物の里芋を持ち寄ったのが起源だそうです。
年月が経つにつれ愛媛県下に広まり「秋に月見を兼ねて、屋外(特に河川敷が多い)で『いもを炊き』それを肴に大勢で宴会を楽しむ」ように様変わりしました。
「いも炊き」が愛媛の「郷土料理」そして「秋の風物詩」と言われる由縁です。
 
そして松山では、「観光松山いも炊き」。愛称「出合のいも炊き」として賑わっています。「出合のいも炊き」は1984年頃からスタートした歴史ある行事です。
重信川の河川敷で開催されます。
松山市中心部を流れる「石手川」と一級河川である「重信川」が合流している場所を「出合」と呼んでいます。「いも炊き」会場が「出合」に近いことから「出合のいも炊き」として市民から親しまれています。
「いも炊き」会場は残暑厳しい昼間とは打って変わって、河川敷を流れる風は涼しく、耳を澄ませば「虫の声」が聞こえてきます。

アクセス

1.電車

伊予鉄道「郡中線」鎌田駅下車
旧国道56号線を松前方面へ徒歩10分。
出合橋手前を右折してすぐ。
 
2.自動車

松山ICから:約10分
伊予ICから:約15分
松山空港から:約10分
松山市駅から:約15分
※駐車場完備(無料)
 

日程

開催時期:9月中旬~10月下旬
※令和5年は9月16日(土)~10月28日(土)
開催時間:18:00~21:30
 

会場

駐車場奥に受付テントがあります。支払を済ませ「いも炊き」用の具材を受け取ります。
会場北側にはステージがあり、イベント(野球拳踊り・よさこい・沖縄琉球太鼓等)が期間中に何回か開催されます。
会場周辺には「提灯」が飾りつけられ雰囲気は最高潮。

具材

▲【3人前】

出汁:
花かつを・昆布・シイタケで出汁を取り醤油・みりん・料理酒を加えて味付けしてあります。甘味・うま味がたっぷりです。
具材:           
「出合のいも炊き」で使われる芋は秋が旬の新鮮な地元産「里芋」です。
他には、椎茸・ごぼう・人参・こんにゃく・ネギ・鶏肉・とり団子・揚げ豆腐・じゃこてん・地元名物のタコ(イイダコ)と盛り沢山の具材。そして締めに「うどん」。
既に下処理がされているのでお鍋に入れて炊くだけです。
秋の夜長に「いも炊き」の鍋を囲んでワイワイ・ガヤガヤお喋りして過ごすのは誠に風流なものですよ。
 
愛媛県民・松山市民だけでなく観光客の皆さんにも是非、愛媛県の「郷土料理」であり「秋の風物詩」でもある「いも炊き」を味わっていただきたいと思います。
 
主催:観光松山いも炊き会
協力:(公財)松山観光コンベンション協会
予約:松山いも炊き事務所
予約TAL:089-989-5506
予約受付時間:10:00~15:00
自己紹介

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愛媛県をこよなく愛する「いよ&みCAN」です。
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