深い山中の天然エアコンディショナー
四国最後の秘境・大成地区の深い山中に点在する風穴群で、辺り一帯には冷風が吹き出す冷風穴と温風が吹き出す温風穴が数多く存在している。冷風穴は、明治時代から昭和初期まで天然の冷蔵庫として蚕種蔵庫に使用されていたほか、昔から年中氷がある場所として知られ、夏季でも1mも掘れば氷を手に入れることができたと言われている。また、温風穴の周囲には冬季でも木の芽が芽吹くほど温かい風を吹き出しており、今でも大地の恩恵を受けられる場所となっている。
- エリア
- 松山市近郊(下灘駅、砥部焼など)