炊き込みor刺身!「鯛めし」は2種類ある!
今治市(東予)や松山市北条(中予)で食べられる「鯛めし」は鯛を丸ごと一匹、土鍋や釜に入れて炊き込んだ郷土料理。宇和島市(南予)の「鯛めし」は鯛の刺身を特製のタレにつけ込み、薬味といっしょに混ぜたものをご飯の上にかけて食べる漁師料理。地方色が溢れた異なる2つの「鯛めし」を紹介します。古くから食されていた郷土の味
「鯛めし」(東・中予)の起源はかなり古いといわれています。神功皇后が朝鮮出陣の際(200年頃)、戦勝祈願のために現在の松山市にある鹿島明神に立ち寄りました。その時に地元の漁師から献上された鯛をのせてご飯を炊いたところ喜ばれて、美味しいと賞賛されました。その時の料理が「鯛めし」の起源とされています。
鯛一匹まるごと炊き込む!今治、松山の「鯛めし」
新鮮な鯛を丸ごと一匹、お米と一緒に炊き込む「鯛めし」。塩、醤油、昆布などで味付けして、炊き上がったら鯛の身をほぐしあつあつご飯に混ぜ合わせて食べます。鯛のうまみがしっかりとしみ込んだ「鯛めし」は絶品。松山市、今治市の中心部に「鯛めし」を楽しめるお店がたくさんあります。
今治市と松山市でおいしい「鯛めし」が食べられるお店を紹介
鯛をまるごと釜で炊き込んだ「鯛めし」。鯛の風味を生かしてふっくら上品な味に炊き上げています。
伊予水軍が食べていた漁師めし
宇和海にある日振島を根拠地にしていた伊予水軍。水軍の仲間が船上で魚をつまみに茶碗酒で酒盛りをしていました。その酒が残った茶碗にご飯をつぎ、醤油と刺身を混ぜ合わせて食べたのが「宇和島鯛めし」のはじまりと言われています。新鮮な鯛を使って素材の良さが活かされた漁師めし。「日振島(ひぶりじま)」がなまって「ひゅうが飯」と呼ばれていました。
鯛刺身をご飯にてんこ盛り!「宇和島鯛めし」
宇和海で育った新鮮な鯛の刺身を使った「宇和島鯛めし」。鯛の切り身を、醤油、みりん、玉子、ごま、だし汁などで調味したタレに漬け込みます。漬け込んだ鯛をそのままアツアツご飯にのせて食べると、口いっぱいに鯛の旨さが広がります。生の鯛を使った鯛めしは宇和島(南予)独特の食べ方。ぜひ一度ご賞味ください。
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おいしい「宇和島鯛めし」が食べられるお店を紹介
海辺の町が生んだ「宇和島鯛めし」。プリプリの鯛の身に卵と特製タレがほど良くからんで極ウマです。
ほづみ亭
旬膳・郷土膳 和日輔
かどや(駅前本店)
食事処 富屋