萩生寺

はぎゅうじ

日本に一つしかない地下霊場には、西国三十三観音霊場の本尊と四国八十八ヶ所霊場の木彫りの本尊などが約110mにわたり安置されている。
本堂の上には魚の形をした仏眼が描かれており、「肉眼だけではなく、心眼で物事を見てほしい」という思いが込められている。
大理石を砕いて砂にし、全て手作業で作られた砂曼荼羅（すなまんだら）。その美しさに時間を忘れ、いつまでも見ていたくなる。
右手に錫杖、左手に鉄鉢を持った修行大師と文殊の利剣を持った秘剣大師が背中合わせで造られている両面大師。日本に一つしか存在しない。

日本に唯一の地下霊場がある寺院

本堂の上に描かれた仏眼を始め、地下霊場や砂曼荼羅（すなまんだら）、両面大師などここにしかない見どころ満載の真言宗の寺院。本堂の地下に設けられた地下霊場には、遠方まで参拝に行くことができない人々のために、日本の西国三十三観音霊場と四国八十八ヶ所霊場の本尊が安置されている。庭園にはハスの花が植えられており、6月～9月下旬には色とりどりの花が出迎えてくれる。また、境内にはベンチも設置されており、木々のざわめきや鳥のさえずりを聞きながら、清浄心に浸ることができる。