熊野山 八坂寺
くまのざん やさかじ-
閻魔堂(えんまどう)に向かって左側が「地獄の途」、右側が「極楽の途」。壁にはそれぞれの浄土の絵画が描かれており、トンネルをくぐれば地獄と極楽巡りができる。
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八坂寺の山門には天井画が描かれており、色彩豊かな天井画の美しさに度肝を抜かれる観光客や遍路の姿もしばしば見かけられる。
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1300年の歴史を持つと言われる寺院の本堂には、鎌倉時代に建てられたと言われる木造の阿弥陀如来坐像が祀られており、50年に一度開帳される。次の開帳は平成46年。
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八坂寺の駐車場の一角には、ますます栄えるという意味を持つ「いやさか不動尊」が祀られている。背後には、奈良時代に法力を身につける修行が行われたと言われる大堂山が見える。
閻魔の裁きを疑似体験
四国八十八箇所霊場の47番札所となる寺院。寺院を建てる際に八ヵ所の坂道を切り開いて創建されたことから名付けられた寺院。本尊の木造阿弥陀如来坐像は、比叡山の名僧である源信の作と言われており、50年に一度にしか開帳されない秘仏。境内にある閻魔堂(えんまどう)の両脇には、美しい浄土を描いた「極楽の途」と修羅道などを描いた「地獄の途」があり、地獄から入って極楽から出ると、極楽浄土へ行けると言われている。また、八坂寺では炎の中に仏を招き、皆の願い事を叶えてくれるという柴燈護摩(さいとうごま)大祭が毎年4月29日に行われている。
- エリア
- 松山市(道後温泉、松山城など)
- カテゴリ
- 寺社仏閣