瀬戸内海国立公園観音崎

せとないかいこくりつこうえんかんのんざき

弘法大師が一刀彫をしたと伝えられる、救世観音像が祀られている白石山観音堂。釘を一切使わずに建立されている。
観音堂前に建つ常夜燈は、暗夜の風波の難を避けるため航行が難しいこの地に建てられている。常夜燈の階段上は見晴らしが良く、対岸の波方地区まで一望できる。
観音崎のたもとにある乗越海水浴場は、透明度が高く美しい白砂の海岸が広がる海水浴に最適な穴場スポット。
「観音崎を守る会」の活動によってきれいに整備されている休憩所からの瀬戸内海の眺めは抜群。

歴史ロマンに触れながら半島をぐるりと一周

岡村島の南西部に位置する観音崎にあり、瀬戸内海国立公園に指定されている豊かな自然と緑に囲まれた場所。長さ約300mの半島を一周できる遊歩道が整備された園内は、目の前に広がる瀬戸内海の風景を眺めながら散策が楽しめる。遊歩道沿いには白石山観音堂や常夜燈を始め、多くの史跡や文化財があり、戦国時代には村上海賊の城砦が築かれていたとされるなど、古くから海上交通の要衝であったことを示す、岡村島の歴史と文化が色濃く残る名勝地。