伊予市八倉地区 「名前のない花園地」


2024.03.29
高速道路を走っていても、県道23号伊予川内線を走っていても、ドドーンと飛び込んでくるこの景色。気がついておられる方も多いのではないでしょうか?山一面が菜の花で真っ黄色!菜の花の次は桜でピンク色に。しかしここはどう見ても個人のお山に見えるんです。3年前は不法侵入を恐れて山すそをうろうろ。2年前は我慢ならずに侵入(笑)し、お世話をされている方に許可をいただき撮影。そして3年目の今年は図々しく取材をさせていただきました。今回は、まだ名前もついてないこの場所をご紹介いたします!

 

まずは菜の花畑から!

説明するより見ていただくのが一番早いので3年分の画像をご覧ください。
 

そして桜です!

ソメイヨシノに八重桜。ところどころ残っている菜の花の黄色がいいアクセントじゃないですか。大好きなハナモモもあって眼福の極みなのです。
 

八東会(やっとうかい)の歴史

さあ。今回お話しを伺ったのはここを管理されている八東会(やっとうかい)メンバーの氏兼盛昭さん。24年前の2000年に耕作放棄地を桜の名所にするぞ!と15本の苗木を植えたのがはじまりだそう。これだけの場所を開墾するのに、人手と手間がかかり大変な作業だったとお話しいただきました。毎年30本ずつ植えていき現在は500本ほど育っているそうです。当時の資料と写真をお借りできましたのでこちらもご覧ください。
 

お借りした写真にもありましたが、作業後にメンバーでバーベキューをされていたそう。今でも毎年お花見をしてワイワイしよるんよ~!と楽しそうな氏兼さん。ところで「八東会」とは?組内で久しぶりに会うと「元気にやっとう(やっとる)かい?」と声かけするそうです。その「やっとう」が八倉東組の八、東とぴったり合う!というところからついたんだと教えていただきました。メンバーの会費のほか、資源ごみ回収などのリサイクル活動をして活動費を捻出したそうです。地元の方や知り合いにも協力してもらってここまでできたんですよ。と柔らかな表情でおっしゃられていました。皆さんが、楽しみながら1本1本植えられたのが想像できて、私まで幸せな気分になりました。
 

「ところで氏兼さん。この場所の名前を教えてください!愛称とかあるんでしょ?」「。。。え?ないよ。そんなん誰一人考えたことないな~(笑)」これには吹きました!笑いました!なんて純粋な活動なんでしょう!「皆さんに楽しんでもらったらそれでええんです」と、どこまでも謙虚なお人柄の氏兼さん!突然現れた私の取材を、快く受けていただきありがとうございました!山の上からの景色もいいよ~と聞いて軽く山登りをしました。最後に上からの景色を紹介して終わりたいと思います!

注:駐車スペースは限られております。近隣のご迷惑にならないよう譲りあって停めてください。

 

「やくらの花園地」

大ファンの1人として、勝手に名前を考えました(笑)みんなの遊び場作りたかったんよ。と伺いまして「遊園地」から考えてみた次第です。八東会の皆さま。ぜひ!愛称の候補に入れてください(笑)毎年楽しませていただけること、心から感謝申し上げます。
 

今年度、最後の投稿となります。私のつたない記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!
普段の活動をそのまま記事にしているのでお気づきの方もいらっしゃるかもですが。。なぜか誰もいないところばかりに行ってしまうのです。
決して人が嫌いなわけではありません!むしろ大好きです(笑)ただディープな場所が大好物なのです。

こんなしげまつを来年度もよろしくお願いいたします!!

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