「砥部焼観光」の楽しみ方いろいろ:「砥部焼伝統産業会館見学」「窯元巡り」「砥部焼体験」と盛り沢山‼


2024.01.17
松山での1泊2日の観光ならば、1日目は「松山城」そして「松山城周辺」を観光し「道後温泉」で宿泊することが多いと思います。これだけでも満足いただけると思いますが、2日目にどうするか悩むかもしれません。1日目に松山市内を観光したのなら2日目は松山周辺の観光スポットに行ってみたいものですよね。
帰りの飛行機・JR・船の時間や自動車での帰路の時間を考慮すれば数か所を訪れることは難しいと思われます。厳選して1か所に絞るとすれば「下灘駅観光」か「砥部焼観光」をお勧めします。
 
「下灘駅観光」は以前の記事で紹介させていただきました。
そこで今回は「砥部焼観光」を紹介したいと思います。

砥部焼とは

磁器創業以来、約240年の歴史を持ち、昭和51年に国の伝統的工芸品に、平成17年に愛媛県の無形文化財に指定されました。
丸みをおびてぽってりしたフォルム。シンプルで飽きのこない文様。磁器でありながら素朴で温もりがあり丈夫であることから生活雑貨として愛されてきました。厚くて丸い縁は「玉縁鉢」と言われ親しみやすさを感じます。

最近では、若手や女性の作家さんの個性を生かした可愛くて華やかな作品も増えてきています。
「砥部焼」は全国的にも有名になってきていてテレビのドラマ・CMなどで頻繁に目にするようになりました。

砥部町の特徴

豊かな自然に恵まれていて「山に囲まれた地理」「水源に恵まれている」「原料である陶石が豊富」だったことで焼き物作りに適していました。

「砥部焼観光」の楽しみ方

楽しみ方も人それぞれ。
「砥部焼伝統産業会館見学」「窯元巡り」「砥部焼体験」など他にもさまざまあります。

砥部焼伝統産業会館見学

砥部焼の歴史的資料や貴重な焼き物、優れた現代作品が展示されている砥部町内唯一の施設です。砥部焼観光ならまずは押さえておきたい「観光スポット」の一つです。

1Fロビー・1F展示室・2Fフロアに分かれています。1F展示室・2Fフロアは有料です。
「砥部焼伝統産業会館」では、「砥部焼窯元マップ」を配布していて絵付け体験ができる施設や工房、気になる窯元を確認することができます。

1.シンボル作品
白潟八洲彦さん成形、初代中元竹山さん染付の高さ227cmのジャンボ壺
生命の碧い星(いのちのあおいほし)
ろくろ作りとしては日本最大(高さ160cm:直径105cm:重さ300㎏)といわれる砥部焼地球儀「生命の碧い星」
平成7年に国連欧州本部へ寄贈した作品の姉妹品です。
 
2.1Fロビー
約80軒の窯元の作品が展示され購入することもできます。沢山の数が展示されていますので、お気に入りの作品、窯元が見つかるはずです。

3.1F展示室
歴史的作品・保存作品・しつらえ(伝統的・現代的・和風)などが展示されています。砥部焼の奥の深さを感じることでしょう。

4.2Fフロア
個展やグループ展など盛り沢山の企画展が開催されます。
訪れた時には「砥部焼技能士会展―里の器―」が開催されていました。

5.広場
映画「未来へのかたち」の劇中に登場した砥部焼の聖火台モニュメント
高さ約4m(台座を含む)、直径約1mの炎をイメージした文様が描かれたモニュメント。屋外(西側)に設置されていますのでお見逃しのないように。

スタンプラリー

砥部町は「砥部焼の里」ですが、砥部町の観光・遊び方の一つにスタンプラリーがあります。「陶街道五十三次スタンプラリー」「陶街道五十三次(砥部焼の里ゾーン)11ウォーク」の2種類があり、巡り方にルール・順番・手段はなく自由です。期限もないため自由気ままに砥部町を楽しむことができます。

1.陶街道五十三次スタンプラリー
砥部町の国道33号線から国道379号線沿いに点在する「自然・歴史・文化・砥部焼」にちなんだ53のポイントを巡るスタンプラリー
2. 陶街道五十三次(砥部焼の里ゾーン)11ウォーク
陶街道五十三次スタンプラリーの中でも「砥部焼の里ゾーン」に集中している11ポイントを巡るもので約1時間のコースです。のどかな里山を歩き砥部焼アートの数々に接することができます。
 
陶街道五十三次スタンプラリーや陶街道五十三次(砥部焼の里ゾーン)11ウォークに参加する方はスタンプ帳を「砥部焼伝統産業会館」でお受け取りください。すべて巡った方にはプレゼントが用意されていますよ。
3.プレゼント

53ポイントすべて巡った方
・砥部焼完巡記念メダル
・ステッカー
・砥部焼伝統産業会館入館券
・とべ温泉湯砥里館入浴券
陶街道五十三次(砥部焼の里ゾーン)11ポイントをすべて巡った方
・砥部焼伝統産業会館入館券
愛媛県外在住の方は全11ポイント巡らなくてもお好きな5つのポイントだけで記念品がもらえますよ。
・砥部焼特巡記念メダル
・砥部焼の歩みなどが記載された冊子

窯元巡り

砥部には100軒ほどの窯元が点在しています。のどかな里山をのんびり散策しながら窯元巡りをすることができます。窯元さんとお話をしたり作業場や完成した作品を見せてもらったりして砥部焼の魅力を感じてみてください。

砥部焼体験

砥部焼伝統産業会館」の近くにある「砥部町陶芸創作館」では、「絵付体験」「手びねり体験」「ロクロ体験」ができます。

1.絵付体験
砥部焼体験で人気の一つです。まずは器選びからスタートし鉛筆で下書き、筆で絵付していきます。絵付した器は焼き付け後、発送(別料金)してもらうこともできます。
2.手びねり・ロクロ体験

「手びねり体験」では手だけで形を作り、「ロクロ体験」では回転する台で形を整えます。丁寧に指導してくれますので初めての人でも安心です。なお、「手びねり体験」「ロクロ体験」は予約が必要です。

※料金改定のお知らせ(2024年2月1日から)
手びねり体験:+500円 現状1500円→改定後2000円
ロクロ体験 :+500円 現状1500円→改定後2000円
 
観光客にとって何かとお役に立つのが「砥部焼伝統産業会館
砥部焼観光の楽しみ方はいろいろ。まずは「砥部焼伝統産業会館」に訪れるのもお勧めの一つです。

【砥部焼伝統産業会館】
 
住所  :愛媛県伊予郡砥部町大南335
TEL :089-962-6600
営業時間:9:00~17:00
休館日 :月曜日(祝祭日の場合は翌日)年末年始(12月29日~1月1日)
入館料 :
大人300円/高校・大学生200円/高齢者(65歳以上)200円/小・中学生100円
団体(15人以上)
大人240円/高校・大学生160円/小・中学生50円
 
自己紹介

自己紹介

愛媛県をこよなく愛する「いよ&みCAN」です。
食べて、聞いて、見て、そして歩いて見つけた情報をブログやインスタで発信して、愛媛県が少しでも盛り上がればと頑張っています。
ブログ:https://info-ehime.com/
インスタ:https://www.instagram.com/ehime_iyo/
「ひめ旅部」では、取って置き観光情報を「いよ観ネット」で発信していきます。愛媛県の魅力を少しでも知っていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。