【紅の幻想】窪野の彼岸花


2024.11.14

はじめに

夏の厳しい暑さが終わりを迎え、徐々に秋の気配を感じはじめ行楽シーズンがやってきます。紅葉の前に楽しめるのが曼珠沙華(彼岸花)です。例年9月中旬〜9月下旬に見頃を迎え、まるで真っ赤な絨毯を敷いたような絶景を見ることができるスポット

愛媛県「窪野町の彼岸花群生地」をご紹介いたします。

窪野町 彼岸花群生地

窪野町の彼岸花群生地は無料で開放されており出入り自由です。
辺りは、山々に囲まれ緑豊かで静寂に包まれています。そこには辺り一面、朱色の絨毯が敷かれた華やかな光景が広がり「息をのむような世界」でした。

広範囲に群生が広がる県内でも有数のスポットで、彼岸花が見ごろの時はカメラマンでにぎわいます。去年も訪れましたが、やはり見応えあり毎年欠かさず訪れたくなる場所です。
広いエリアに彼岸花が咲いていて、「ここがシャッタースポットだ」というピンポイントな場所があるわけではなく、シャッタースポットが広く散在しているので、お気に入りの場所を探すのもおすすめです。
 
真っ赤な絨毯を敷いたような彼岸花のコントラストは、朝夕どの時間帯を切り取っても美しい風景です。特に、朝日が燦々と降り注ぐ時間帯は彼岸花が神々しい光に包まれ、夕日に照らされる時間帯は、まるで燃え上がるような赤色を楽しめます。

朝撮影

夕方撮影

彼岸花群生地の起源

約40年前、ゴミの不法投棄が増え始めゴミ捨て場になりかけたそうです。そこで地元の方がゴミを捨てにくい環境を作るため監視巡回と草刈りを始められました。

当時は国や地域の行事が頻繁に行われており、そこで草を刈るだけでは勿体無いと話があがり、桜の苗木を植えてお花見を楽しむようになりました。さらに秋にも楽しめるようにと地元の女性の方達が、行楽がてら彼岸花の球根を約30年前から植え始めました。

その結果、現在の彼岸花群生地が誕生し、今も地元の有志の人々が手入れを続けられています。来年くらいから、くぼの里山保存会の方が彼岸花をさらに広げる計画も進行中です。

彼岸花

彼岸花は、日本、中国、韓国など東アジアに広く分布する球根植物で、秋の彼岸の時期に赤い花を咲かせることからその名が付けられました。
通常は赤色ですが、白色や黄色の品種もあります。墓地や田んぼの畦道に植えられることが多く、動物に食べられないための防御策としても有効です。

まとめ

愛媛県窪野町の彼岸花群生地いかがでしたでしょうか。地域の方々の長年にわたる環境保護・彼岸花の植え付けの努力によって、愛媛を代表する彼岸花の一大名所になっています。ただし、名所とあって人の数はすごいのでなるべく早い時間に訪れるのがよいかもしれません。ここの「彼岸花群生地」は旅の疲れを吹っ飛ばして、目の覚めるような光景を見せてくれます。秋の風情を楽しみにぜひ訪れてみてください。

 

◼️窪野町 彼岸花群生地

〒791ー1131
愛媛県松山市窪野町196

自己紹介

自己紹介

はじめまして!ひめ旅部の夏井です。

今年で活動2年目となります。
数年前からカメラに興味を持ち、休日には愛媛県を中心に、四季折々の風景写真を撮影し始めました。四国の新しいフォトスポットも探求し活動しています。
lnstagram「@alchemist0709」で撮影した写真もアップしています。
愛媛県の魅力を伝えるために頑張りますのでよろしくお願いします。

窪野町 彼岸花群生地