愛媛県内子町の「小田深山渓谷」の秋を歩く~紅葉が彩る幻想の渓谷~


2025.02.07

はじめに

「小田深山渓谷」は、愛媛県内子町に位置し、海抜750~1560メートルに広がる自然豊かな場所です。四季折々の美しい景色が楽しめる渓谷ですが、特に秋の紅葉は特別で、多くの人々を魅了しています。
 
春には新緑と野花が彩りを添え、夏は深い緑と涼やかな川の流れが心を癒してくれます。
秋になるとモミジやケヤキが鮮やかに色づき、川面に映る紅葉は息をのむ美しさ。散策コースを歩きながら、色とりどりの紅葉を間近で楽しむことができ、まさに秋の真髄を感じられる場所です。
 
また、冬には雪景色が広がり、静けさの中で自然の移ろいを感じることができますが、やはり秋の紅葉が最大の見どころといえるでしょう。この時期に訪れると、自然が織りなす美しさに心が奪われること間違いありません。
 
そんな秋の「小田深山渓谷」を実際に訪れ、その魅力をお伝えしたいと思います。
 

秋の紅葉の見どころ

秋になると「小田深山渓谷」は一面に色鮮やかな紅葉が広がり、渓谷全体が秋色に染まります。モミジやケヤキが赤や黄色に色づき、その美しさはまるで絵画のようです。特に、川面に映り込む紅葉の景色は幻想的で、訪れる人々を魅了します。
 
渓谷を流れる清らかな川の音を聞きながら、散策コースを歩けば、鮮やかな紅葉と自然が織りなす見事な景観を堪能することができます。足を進めるたびに違った表情をみせる紅葉は、季節が深まるごとにその魅力を増していきます。
 
この時期の「小田深山渓谷」は、秋の自然美を存分に感じることができる特別な場所です。散策をしながら、心に残るひとときを楽しむことができるでしょう。

黒川と散策コースでの紅葉観賞

■スタート地点「深山荘跡地」
散策は「深山荘跡地」からスタートしました。すぐ近くにある「沈下橋」からの眺めが、最初の感動を与えてくれます。「沈下橋」を渡り、「遊歩道散策コース」を左折して進みます。
■腰のばし岩
「遊歩道散策コース」を進むと、「腰のばし岩」と呼ばれる巨岩が現れます。体を反らせて見上げるほどの迫力で、見上げるたびに背が伸びるといわれ、訪れる人々の興味を引きます。
■欄干のない丸太橋
さらに進むと、欄干のない丸太に板を貼った橋が登場。橋を渡るときの揺れがスリル満点で、自然との一体感を感じる体験が楽しめます。
■廻り岩
対岸には「廻り岩」と呼ばれる巨大な岩が姿を現します。長い年月をかけて洪水で回転し、今の位置に落ち着いたという壮大な歴史が感じられる場所です。
■五色河原
さらに進むと「五色河原」と呼ばれるエリアが現れます。川底に広がる色鮮やかな小石と紅葉が相まって、絵画のような美しい景観を生み出しています。
■安芸貞淵
「遊歩道散策コース」の終盤には吊り橋があり、そこから見下ろす「安芸貞淵」は圧巻です。青く深い淵は「竜が住む」といわれ、石を投げ入れると、竜が怒って雨を降らすという言い伝えがあります。神秘的な雰囲気が漂います。
■帰り道(「深山荘跡地」へ戻る)
吊り橋を渡ったあとは、県道を通ってスタート地点へ戻ります。帰り道でも紅葉が美しく、最後まで秋の風景を堪能できます。
 
全長約2.1キロメートルの散策コース(「遊歩道散策コース」→「車道散策コース」)は見どころ満載でした。紅葉と自然が織りなす景観に感動しながら、あっという間に一周できます。

秋の紅葉を楽しむためのアドバイス

秋の紅葉シーズンは特に多くの観光客が訪れるため、混雑を避けるには早朝や平日に訪れるのがおすすめです。見頃は例年10月中旬から11月上旬なので、このタイミングを狙って訪れると良いでしょう。
 
また、散策時は自然環境を守るためのマナーを守ることが大切です。歩きやすい靴を履き、ゴミは必ず持ち帰り、静かに自然の音を楽しむよう心がけましょう。

まとめ

「小田深山渓谷」の秋の紅葉は、四季の中でも格別の美しさを誇ります。川面に映る紅葉や遊歩道での散策は、訪れる人々に心癒されるひとときを与えてくれるでしょう。

自然の美しさに包まれたこの場所で、特別な秋の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
 
自己紹介

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