映画のロケ地にもなりそうなノスタルジックな雰囲気が素敵
明治期に鉱山と紡績の町として栄えた保内町は、四国で最初に電灯が灯ったまち。旧東洋紡績赤レンガ倉庫横には「もっきんろーど」と呼ばれる木製遊歩道があり、「伊予の青石」でつくられた矢羽根積の護岸やレトロな街灯など、見どころがたくさんある穴場スポットです。赤レンガ倉庫のある川沿いの堤防につくられた木製遊歩道は抜群のロケーション
内子の町歩き後に向かうのは八幡浜。その途中、かつて愛媛県の文明開化をリードしたという旧保内町川之石へ立ち寄りました。町内を流れる宮内川沿いにつくられた木製遊歩道の「もっきんろーど」は、保内町の黄金期を象徴する旧東洋紡績の赤レンガ倉庫とも相まって、映画のロケ地にもなりそうなフォトジェニックなスポットです。
現在の保内町は柑橘栽培が主流の静かな町ですが、明治期には海運と鉱山と紡績の町として栄え、県下で最初に国立銀行ができたり、電灯が灯されるなど愛媛県の近代化をリードしてきた町でした。保内地区の町並みには、旧白石和太郎洋館や愛媛蚕種、二宮医院、カラミレンガの道など、かつての栄光を伝える建物や風景が随所に残されています。
生活道としても使われているもっきんろーど。散歩する親子や制服姿の中学生が行き交う様子はほのぼのとして何ともいい雰囲気。周囲には昭和初期に架けられた美名瀬橋や、「伊予の青石」でつくられた矢羽根積の護岸、夕方になると灯されるレトロな街灯などもあり、風情ある川景色を眺めながらのんびりと歩いてみたくなる場所です。
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【問い合わせ先】
もっきんろーど
愛媛県八幡浜市保内町川之石 (宮内川沿い)
電話番号 0894-22-3101(八幡浜市役所 産業建設部 商工観光課)