当時の最先端の建築技術で建設され、今も現役で使われている本格的な芝居小屋

まさに“舞台裏”を見学できる現役の木造芝居小屋

大正5年に創建された内子座は、現在も歌舞伎や文楽などの伝統芸能の公演や、住民の芸能発表会などにも使われている現役の木造芝居小屋。桝席や義太夫床、大向や花道、奈落やすっぽんと呼ばれる舞台装置など、実際に入ったり歩いたりして見学することができます。(※2024.9より 4~5年の大規模修理工事に入るため休館)
色鮮やかな幟がはためく活気のある外観から当時の人々の熱気が伝わってくるよう
内子座は内子の町並み散策で外せないポイント!大正5年に建設され、今も現役で使用されている木造2階建て瓦葺入母屋造りの芝居小屋で、実際に舞台を歩いてみたり、舞台裏の仕掛けまで見学することができます。娯楽の少なかった昔の人たちにとって、内子座で興行される文楽や歌舞伎、活動写真などは大きな楽しみだったそうです。
地下の「奈落」や、妖術使いや幽霊が登場する「すっぽん」も実際に歩いて回れる
本格的な芝居小屋として建設され、100年以上も現役で興行を続けているだけあって、黒光りする柱や床に歴史の重みを感じます。さらに内部は興味深く、板間を木組みで仕切った「桝席」と呼ばれる観客席や語り手の座る「義太夫床」から、「奈落」や「すっぽん」「回り舞台」といった舞台裏の装置まで、ゆっくり見学することができます。
一流の舞台で一流の役者たちが出演する本格的な公演は格別の魅力
内子座の建設当時は庶民の娯楽は少なく、興行がやってくると弁当や酒、肴などを持参して見物に詰めかけたそうです。国の重要文化財に指定された歴史のある内子座の舞台で、一流の役者たちによって行われる公演は格別の魅力があります。町民の発表会やコンサートにも活用されていて、まさに“娯楽の殿堂”という言葉がぴったりです。
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【問い合わせ先】

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内子座
愛媛県喜多郡内子町内子2102
電話番号 0893-44-2840
営業時間 9:00~16:30
料金 大人400円、小・中学生200円、幼児無料
定休日 無休(※2024.9より4~5年の大規模修理工事に入るため休館)