どこかレトロ雰囲気をまとった美しいトラス構造の“赤橋”

現役で動く日本最古の道路可動橋での上から迎える静かな夕暮れ

肱川河口に架かる長浜大橋は、1935年に完成した現役で動く国内最古の道路可動橋。地元では「赤橋」の名で親しまれています。トラス構造のレトロな赤橋が夕日に染まる頃には、不思議と郷愁をかき立てられるような景色が広がります。
肱川の河口に架かる現役で稼働する日本最古の道路可動橋
思いっきり遊んだ1日も終わり。夕やけこやけラインから海を眺めながらのラストドライブを楽しみます。最後に立ち寄るのは肱川の河口に架けられた国内最古の現役可動橋である長浜大橋。日も暮れかけて赤く染まり始めた空に、レトロな赤橋が映えて、なんとも言えないいい雰囲気。旅の締めくくりにふさわしい郷愁を誘う風景でした。
1935年に完成した長浜大橋は、橋の中央部分を開閉することで船の往来ができるようにしたバスキュール式鉄鋼開閉橋です。幹線道路としての役割は新長浜大橋に譲ったものの、現在でも生活道路として地元の車両や通学の児童生徒に利用されています。2009年に国の近代化産業遺産として認定され、2014年には国の重要文化財にも指定されました。
河川舟運と海運が盛んだった長浜の繁栄を象徴するバスキュール式鉄鋼開閉橋
かつて長浜は肱川の水運の拠点として栄えた港町。たくさんの船が荷物の積み替えるために往来していたそうです。当時、肱川を渡るために渡船を使っていましたが、船の通行を妨げることなく人や車が往来できるようにと可動橋が架けられたんだそうです。大型船の通航がなくなった現在は、週末に点検を兼ねた開閉が行われています。(現在は工事の為、開閉は行われておりません。詳細は長浜支所までお問い合わせください。)
赤橋を渡る地元の人たちや通学する子どもたちの姿にほっこり
幹線道路としての役割は1977年に完成した新長浜大橋に譲ったものの、今も生活道路として、地元の車両や子どもたちの通学などに利用されています。レトロな赤橋を地元の人たちが渡る風景はどこかのんびりしていて思わずほっこり。2009年に国の近代化産業遺産として認定され、2014年には国の重要文化財にも指定されました。
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【問い合わせ先】

長浜大橋
愛媛県大洲市長浜甲302
電話番号 0893-52-1111(大洲市役所長浜支所)