天平の面影が残る寺院
四国八十八箇所霊場の59番札所となる寺院。唐子山の麓にある寺院で、近くには唐子浜の砂浜が広がっている。国分寺は、天平13年に聖武天皇の勅願により行基菩薩が本尊の薬師如来像を刻んで安置、堂宇を建立した。往時は七堂伽藍の建ち並ぶ大寺院で、後に弘法大師が長期にわたって滞在し五大明王像を残したと云われている。現在の寺院から150m東にあったとされる東塔跡の礎石から、伊予の国を代表する寺院であった面影を残している。4月上旬から4月中旬には、今治市指定天然記念物に指定されている唐椿が見頃をむかえる。
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