【愛媛県伊予市】双海町高岸にある道の夕観所・散策道まるごと博物館!


2024.03.29

のんびり散策したい・ナマズ・ヒョウタンの夕観所

高岸地区の海岸を国道378号が並行し、その山手に歩道を兼ねて散策道が整備されています。延長は約1km、幅は約3mで全面敷石です。中程を過ぎるとユーモラスな石造りの「ナマズ・ヒョウタン」が出迎え、夕観所、巨大な常夜燈、27匹の魚群を彫刻した石壁、裏面は句碑で庭園風に植栽された松の緑に調和しています。道の駅・周辺事業による、優れた現代遺産となっています。

散策道に立つ巨大な常夜燈

安山岩を約4m方形、高さ70cmに積んだ台座に、5m近い花崗岩の常夜燈がそびえ立っています。隣接する和風の夕観所に調和した巨大石造物です。

今にも泳ぎ出しそうな石壁の魚群・裏面は句碑

松をあしらい、浜の青石を組み、横幅10m、奥行き2.5m〜3.5m、高さ80cmにも及ぶ波を造形した台座が創られています。その中央に幅5m、高さ1.7m、厚み35cmの大島石石壁には、東方向に泳ぐ27匹の魚群が彫刻されています。裏面には、中矢萩風の俳句で、この沖合に居る青魚群等を詠んだ三句が刻記してあります。

サンマやタイ、カワハギなどが彫られる魚の彫刻敷石(46枚)

散策道の中央で約20m毎に46枚の着色された彫刻魚と、3枚の方位盤が敷設されています。20種の魚類板は、東からサンマで始まります。人気者のタイ、カワハギ等6種類は3回も登板して、「足元も見てくれ」とつぶやいているようですね。

現在の散策道ができる前は、一帯は地域に人たちによって四季折々の花が咲き誇っていたそうです。双海の海岸線における花いっぱい運動の先駆地でもあります。

記事投稿者:かず

ひめ旅部のかずです。生まれも育ちも愛媛県は伊予市。「伊予の本気」をお届けできるよう県内各地に出没中です。ひめ旅部の記事をきっかけに、カメラを持ってお出かけしていただけると嬉しいです!きっと、あなたの知らない愛媛が待っている?!